ベンチャー企業のインターンシップはどう選ぶ?選定ポイントと人気企業5選

ベンチャー企業への就職・転職を考えたとき、自身に適しているか否か確認するために有効なのが、インターンシップに参加することです。

しかし、「インターンシップに参加したほうがよいか悩んでいる」「インターン先をどう選べばよいか分からない」といった方も多いのではないでしょうか。

本記事では、ベンチャー企業のインターンシップにはどのような種類があるのかをはじめ、メリット・デメリット、インターン先の選び方について解説します。

ベンチャー企業のインターンシップとは

ベンチャー企業のインターンシップには、次のような特徴があります。

  • 短期・長期のインターンシップがある
  • 実務が体験できる
  • 対象者が幅広い

短期・長期のインターンシップがある

ベンチャー企業のインターンシップでは、短期・長期のインターンシップがあります。
短期では1日から1週間程度、長期では、3か月程度が一般的です。

希望する業種や職種がやや漠然としている方の場合には、日程の余裕があれば短期のインターンシップをいつくか体験することも有効でしょう。

ベンチャー企業のなかには年間を通してインターン生を募集している企業もあるため、複数の企業を経験することも十分可能です。

すでに希望する業界や志望先などが明確な場合は、それに適したベンチャー企業で長期のインターンシップに参加するとよいでしょう。

長期で参加したほうが、自分が志望する仕事について理解が深められます。
また、インターン後そのまま就職できるチャンスがあるので積極的に活用しましょう。

実務が体験できる

一般的なインターンと比較すると、より実務型であるケースが多いことが、ベンチャー企業のインターンシップの特徴です。

そのため、希望の業界や企業のよりリアルな側面を知ることができ、理解が深まります。

実務に携わることで、いまの自分に不足しているスキルだけでなく、これまで気づいていなかった自分の強みを発見できることもあるでしょう。

そのような気づきは、今後の就職・転職活動に活かせます。

対象者が幅広い

とくにベンチャー企業の場合、大学3年生に限らず、1年生からでもインターンに参加できるケースが多くなっています。
そのほか、転職者も広く受け入れられる企業が多いです。

このように、インターンシップへの窓口が広いことも特徴のひとつ。

企業によって求められる要件やスキルは異なりますが、さまざまな立場の人が参加しやすい環境といえます。

ベンチャー企業のインターンシップのメリット

ベンチャー企業のインターンシップには、以下のメリットがあります。

  • 裁量の大きい仕事に携われる
  • ビジネスを学べるチャンスに恵まれる
  • ベンチャー企業への理解が深まる

参加することで、自分自身が成長できること、次に活かせる経験となることが魅力だと考えられます。

裁量の大きい仕事に携われる

1つ目のメリットは、裁量の大きい仕事に携われることです。

実務が体験しやすいだけでなく、インターン生に裁量の大きい仕事を任せられることもベンチャー企業ならではの特徴です。

新入社員の場合でも、責任ある仕事が振られることが多いのがベンチャー企業。
そのため、インターンシップでも同様に仕事が与えられる環境にあります。

実際の仕事を知れるだけでなく、自分のスキルアップにつなげることが可能です。

ビジネスを学べるチャンスに恵まれる

2つ目のメリットは、ビジネスを学ぶチャンスが得られることです。

ベンチャー企業では、経営者との距離が近く、話す機会も多くなっています。

インターンでもそのような機会が多くあると期待できるため、将来的に起業を考えている人にとっては多くの視点でビジネスを学べるチャンスとなります。

ベンチャー企業への理解が深まる

3つ目のメリットは、ベンチャー企業への理解が深まることです。

ベンチャー企業では、部署や役職を越えて業務に携わることも多く、企業全体を見やすい環境にあります。

そのため、インターン先の企業だけでなく、ベンチャー企業の仕組みや働き方などのイメージがつきやすくなると考えられます。

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ベンチャー企業のインターンシップのデメリット

業界やベンチャーに対する理解が深まる一方、ベンチャー企業のインターンシップへ参加するにあたっては、以下のデメリットもあります。

  • 即戦力となることが求められる
  • 研修制度が充実していないことがある

即戦力となることが求められる

1つめのデメリットは、即戦力が求められる点です。

実務的な業務に携われて、裁量権の大きい仕事を任されるということは、その分高いスキルが必要とされます。

即戦力になれるほどのポテンシャルが求められることにプレッシャーを感じる、自信がないといった場合には不向きといえるかもしれません。

また、多くの業務に関われる環境にある反面、ハードワークになることも懸念されます。

研修制度が充実していないことがある

2つめのデメリットは、研修制度が充実していない可能性があることです。

一般企業と比較して、研修制度や教育システムが整っていないケースが少なくありません。
そのため、受け身の姿勢では業務をこなせない可能性が高くなります。

自ら仕事を学ぶための積極性が求められます。

ベンチャー企業のインターンシップの探し方

ベンチャー企業のインターンシップを探す方法には、以下が挙げられます。

  • 企業のHPをチェックする
  • 企業説明会や就活イベントに参加して情報収集する
  • インターンシップの情報サイトを利用する
  • SNSで情報チェックする

企業のHPをチェックする

希望する業界や、具体的な企業が決まっている場合には、企業のHPで募集状況を確認するとよいでしょう。

募集要項や応募条件、求められるスキルがわかりやすく掲載されているはずです。

採用情報だけでなく、先輩社員による体験談などもチェックしておくと、応募時の参考にすることができます。

企業説明会や就活イベントに参加して情報収集する

企業説明会や、就活・転職イベントに参加することもひとつの方法です。

ベンチャー企業やスタートアップ企業だけを集めたイベントや、特定の業界に特化したものもあるので、方向性が決まっているのであれば絞り込んで参加すると良いでしょう。

採用担当と話せる機会もあるので、インターンシップの情報も集めやすいと考えられます。


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インターンシップの情報サイトを利用する

インターンシップに関する情報を集めたサイトを利用する方法もあります。

業界や期間など、条件を絞って検索できるため、効率よく探すことができます。
インターンへの参加を決めている場合に有効な方法です。

SNSで情報チェックする

企業のSNSをチェックする方法もおすすめです。

リアルタイムな情報が入手できることから、志望先が決まっている場合にはHPと併せてチェックしておくとよいでしょう。

働く社員のリアルな姿を知ることもできます。

インターンシップを探す時のポイント

上述したような方法でインターンシップ先を探す際、以下のポイントを押さえておくとスムーズです。

  • 志望する業界・分野の企業に絞る
  • インターンシップの諸条件で選ぶ
  • 自分のスキルが活かせるか
  • 興味のある内容かどうか

このような条件は、参加後のギャップを少なくするためにも大切なことです。

志望する業界・分野の企業に絞る

就職先や転職先が具体化されていなくても、教務のある業界・分野に絞って探すことをおすすめします。

ある程度方向性を定めて検討したほうが、複数社の比較がしやすくなります。

また、自分が興味のある分野を絞っておくことが、就職・転職活動の第一歩ともいえるので、インターン先を検討する段階ではきちんと考えを絞っておくことが重要です。

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インターンシップの諸条件で選ぶ

実際に参加する場合に、期間や場所、時期など諸条件がマッチしているかどうかは必須です。
あらかじめ、自分の求める条件を明確にしたうえで探すようにしましょう。

  • 面接の日程
  • 期間(短期or長期)
  • 場所
  • 時期
  • インターン後の流れ など

自分のスキルが活かせるか

企業が求めるスキルと、自分のスキルがマッチしているかどうかも重要なポイントのひとつです。

採用後のギャップにつながりやすい部分でもありますので、きちんと確認しておきましょう。
そのためにも、自分の経験やスキル、強みを洗い出しておくことが重要です。

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興味のある内容かどうか

たとえ憧れの企業であっても、希望する部署や、業務内容かどうかでもインターンシップに参加する価値が大きく変わってきます。

どのような業務に携われるのかなど、十分に確認しておきましょう。

インターンシップを実施しているベンチャー企業おすすめ5選

ここでは、インターンシップを実施しているベンチャー企業を5社紹介します。
どういったかたちで募集されているのかなど、参考にしてください。

株式会社ナハト


株式会社ナハトは、デジタルマーケティングをはじめとした、WEB媒体をメインとした広告代理店です。
インフルエンサーやYouTube、Instagramなどを活⽤したSNS広告施策により、企業の課題解決と利益の最⼤化をサポートしています。

株式会社ナハトでは、WEBマーケターについてインターンの募集があります。

新規事業の案出しをはじめ、企業リサーチ、インフルエンサーのキャスティングなど幅広い業務について、大きな裁量権を持って挑戦できることが魅力です。

売上を成長させたい方や、事業を自分で創るようなスキルを身につけたい方、社会で通用するビジネススキルを習得したい方に適しています。

株式会社Branding Engineer


”エンジニア”に特化した採用支援の事業を行う企業です。
AIやビッグデータなどのITテクノロジーを通じて、新しい価値観や革新を起こすことを目標としています。

インターンでは、キャリア提案やリードナーチャリング、アポイント獲得、数字管理、メルマガ施策の立案、実施など幅広い業務に携われます。

成果に応じてさまざまなことに挑戦できる環境です。

株式会社YOUTRUST


株式会社YOURTRUSTでは、SNS事業・HR Tech事業・広告事業の3つの事業を展開しています。
SNS事業で構築する独自のユーザー基盤を強みに、独自のプラットフォームを作り上げます。

インターンについては、HRTech業界でのインサイドセールスや新規事業部立ち上げ営業、カスタマーサクセスなどの募集が行われています。
業務によってはリモートで勤務可能ということです。

株式会社ソラジマ


株式会社ソラジマは、オリジナルのWebtoon(フルカラー縦読み漫画)を制作・配信しているエンタメベンチャーです。
株式会社集英社や、株式会社小学館などが出資しています。

ソラジマでは、インターン生でもアシスタント業務ではなく、1人の編集者として業務に携われることが大きなメリットです。

具体的な業務内容 としては、連載にむけた作品の立ち上げ業務をはじめ、制作ディレクション、チームメンバーマネジメント、分析などが挙げられます。

natural tech株式会社


natural techでは、自然由来の製品を提供しています。

ビューティー・ウェルネス・ライフスタイルについて、自然由来のやさしさとイノベーティブな発想でサポートする企業です。

インターンにでは、Webマーケティングやコンテンツマーケティング、SEOマーケティング、メディア運営などで募集が行われています。

女性が活躍しやすい環境であること、リモートでも働けることが魅力です。