「みんなのベンチャー企業転職研究会」とは?
「みんなのベンチャー企業転職研究会」とは、将来にわたって有望な転職先を探している人々に向けて、厳選したベンチャー企業の情報を発信しているまとめサイトです。
このサイトを読むと、
- 優良ベンチャーの企業情報
- ベンチャー企業に転職するためのノウハウ
- 転職前に知っておくべきベンチャー業界の内部事情
などが分かります。
とくに、ベンチャー企業への転職を検討されている20代の方にとって有益な情報をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。
なお、当サイトの主旨や運営者については以下のプロフィールページで詳しくご紹介しております。
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そもそもベンチャー企業とは?
この章では、ベンチャー企業について以下の4項目に分けて解説していきます。
- ベンチャー企業の定義
- スタートアップとの違い
- ユニコーン企業との違い
- メガベンチャー企業とは?
では、順番に見ていきましょう。
ベンチャー企業の定義
結論から言うと、ベンチャー企業に法的かつ明確な定義はありませんが、通常「ベンチャー企業=新しい取り組みに挑戦している企業」と衆知されているのが実情です。
事実、経済産業省が主導したベンチャー有識者会議では、以下のように「ベンチャー宣言」を行っています。
ベンチャーとは、新しく事業を興す「起業」に加えて、既存の企業であっても新たな事業へ果敢に挑戦することを包含する概念である。ベンチャーは、産業における新成長分野を切り拓く存在であり、雇用とイノベーションを社会にもたらす、経済活力のエンジンである。
ちなみにベンチャー企業とは日本独自の造語で、英語の「adventure(冒険)」が語源になっています。
スタートアップ企業との違い
ベンチャー企業と混同されがちなのが、「スタートアップ企業」です。
スタートアップ企業とはベンチャー企業の一種であり、なおかつ以下3つの条件をすべて満たしている会社を指しています。
- 創業から2~3年程度の企業
- 短期間で急成長を遂げている、または短期間で成果をあげる取り組みを行っている
- イノベーションを起こす事業を手掛けている
一方、ベンチャー企業とは「創業期間を問わず」、イノベーションを起こすような新しい取り組みを実施している企業のことです。
ユニコーン企業との違い
ユニコーン企業とは、以下4つの条件をすべて満たしている会社を指しています。
- 創業10年以内
- 評価額(企業の価値)が10億ドル以上
- 未上場
- テクノロジー企業
希少価値を象徴する一角獣の「unicorn」が語源になっている通り、ベンチャー企業の中でも将来的に大企業へと成長する可能性を秘めた、ごく一握りの会社だけに与えられた呼称です。
たとえば2025年時点の日本では、以下のような会社がユニコーン企業として挙げられます。
- Preferred Networks
- スマートニュース
- SmartHR
- Spiber
- プレイコ
メガベンチャー企業とは?
結論から言うと、ベンチャー企業とメガベンチャー企業を明確に区分するルールはありません。
そのため、評価額(会社の価値)や従業員数などで区別することはできないものの、一般的にメガベンチャー企業とは、大企業へと成長を遂げたベンチャー企業を指しており、日本では以下のような会社が該当します。
- 楽天
- サイバーエージェント
- グリー
- メルカリ
- ぐるなび
ベンチャー企業に対して100名以下の中小企業というイメージを抱いている方も多いでしょう。
しかし、たとえ楽天やサイバーエージェントといった知名度の高い大企業であっても、「大手のベンチャー企業」に分類されているのです。
ベンチャー企業の現状
終身雇用がデフォルトだった頃の日本では、大手企業に就職した者が「勝ち組」とされてきました。
しかし、今の時代は規模縮小を余儀なくされている大手企業も多く、誰もが知っている大企業でさえ倒産するケースもあるのです。
すでに終身雇用の時代が終焉の一途を辿っている現代では、より個人の能力が求められる「ジョブ型雇用」へのシフトチェンジが加速しています。
そのため、会社に依存して安定を求める働き方は、今後ますます難しくなっていくでしょう。
そこで注目されているのが、勤務年数よりも「個人の実力」にフォーカスしているベンチャー企業です。
当サイトを運営している筆者も20代の頃からベンチャー企業に勤めており、日々の業務はハードではあるものの、以下の優位点から大手のサラリーマンとして働くよりも「やりがい」を強く感じています。
- 若手にも「裁量権」を与えている
- 短期間で「多くの経験」が積める
- 企画立案から実行までの「スピード感」
ただし、すべてのベンチャー企業が将来有望という訳ではありません。
詳しくは後述しますが、まずは優良なベンチャー企業を見極めるところから始めましょう。
ベンチャー企業の将来性
結論から言うと、日本では国を挙げてベンチャー企業の増加を支援しているため、将来性が高い転職先と言って良いでしょう。
その根拠になっているのが、2020年に閣議決定された「成長戦略フォローアップ」に明記されている目標値です。
3.デジタル市場への対応
(1)KPI の主な進捗状況
《KPI》企業価値又は時価総額が 10 億ドル以上となる、未上場ベンチャー
企業(ユニコーン)又は上場ベンチャー企業を 2025 年度までに 50
社創出
⇒16 社(2019 年度末時点)
すでに海外ではベンチャー企業が経済を牽引している国も多く、この流れに日本も追随する見通しです。
ベンチャー企業の成長ステージを比較
ベンチャー企業は、成長の程度によって以下4つのステージに分けられます。
※左右にスライドしてご確認ください
詳しくは、以下の記事を参照してください。
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優良ベンチャー企業の特徴
優良ベンチャー企業には、以下4つの共通点があります。
※左右にスライドしてご確認ください
転職先としてベンチャー企業を選定する際は、少なくとも上記4つの項目を満たしているか、あらかじめリサーチしておきましょう。
優良ベンチャー企業の見分け方
ベンチャー企業の「質」を見分けるには、以下3つの方法が有効です。
- 企業情報で優良ベンチャーの条件をチェックする
- 口コミサイトでリサーチする
- インターンを体験する
ここからは、上記3つの見分け方について個別に解説していきます。
ちなみに、ベンチャー企業の選び方や具体的な手順については、以下の記事にて詳しく解説しておりますので、ぜひ参考にしてください。
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企業情報で優良ベンチャーの条件をチェックする
前述した優良ベンチャー企業の特徴に沿って、ある程度絞り込みを行いましょう。
当サイトでは優良なベンチャー企業を厳選し、会社ごとに成長産業に参入しているか、企業として賞を受賞しているかなどをご紹介していますので、ぜひ比較検討する際の参考にしてください。
その後、転職の目的や今後のキャリア形成など、自身がベンチャー企業に求める条件と照らし合わせて、最終候補を選びましょう。
口コミサイトでリサーチする
第三者から見た客観的な情報を集めるためには、口コミサイトを活用するのも有効な手段です。
たとえば、以下のような企業情報に特化した大手口コミサイトなら、実際に働いていた人やインターン経験者の投稿から、ターゲット企業の実態を垣間見ることができるでしょう。
会社のWEBサイトや求人広告に記載されているのは、あくまで対外的な「オフィシャル情報」です。
したがって、企業にとって都合の悪い、あるいは隠したい内部情報は公開されていません。
第三者目線のファクト情報や内部事情に関する情報を集めたい時は、口コミサイトをフル活用するのが鉄則です。
インターンを体験する
ベンチャー企業を選ぶ際、大きなヒントとなるのがインターン体験です。
実体験に基づく情報は、どんなに詳しい口コミよりも価値があります。
実際に会社へ足を運び、先輩社員と対話するからこそ「肌感覚」で相性の良さを確かめることができるのです。