おすすめのミドルベンチャー企業5選!
ミドルベンチャー企業とは、100名~1,000名ほどの人材を雇用している「成長期」のベンチャー企業のことです。
ベンチャー企業の中でも、最も倒産リスクの高い創業期を乗り越えたミドルベンチャー企業の数は、決して多くはありません。
だからこそ、とくに20代の転職先として有望視されているのです。
そこで今回は、ミドルベンチャーの特徴や働くメリットを踏まえたうえで、おすすめの企業をご紹介していきます。
目次
ミドルベンチャーの定義とは?
法的かつ明確な定義はないものの、ミドルベンチャーとはすべてのベンチャーの中で以下の条件を満たしている企業を指します。
- 従業員数:100人~1,000人ほど
- 成長フェーズ:創業期の倒産危機を脱し、成長期に移行している
- 業績:メイン事業が軌道に乗り、売上や職場環境が安定し始めている
- 市場認知度:徐々に向上している状態
創業期のアーリーベンチャーよりも倒産リスクが低く、なおかつ成熟期のメガベンチャーよりもスピード感あるといったベンチャーならではの魅力が薄れていないため、転職先として有望視されています。
なお、ベンチャー企業の基礎知識については、以下の記事でも詳しく解説しております。
ぜひ、本コラムとあわせてご一読ください。
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ミドルベンチャーってどのフェーズ?
ベンチャー企業は、その成長フェーズによって以下の3つに分けられ、ミドルベンチャーは中間の位置にあたります。
※左右にスライドしてご確認ください
つまり、ベンチャー全体の内で中間の位置にあたるミドルベンチャーとは、最も倒産リスクが高い創業期を乗り越えた数少ない「優良ベンチャー」と言えるのです。
ミドルベンチャーに転職するメリット
なぜ、転職希望者の多くがミドルベンチャーを選んでいるのか、その理由はアーリーベンチャーやメガベンチャーよりも以下のようなメリットが突出しているからです。
- 新規事業に携われるチャンスが高い
- スキルアップしやすいため市場価値が上がる
- 会社の成長に役立っている実感が持てる
ここからは、上記3つのメリットについて個別に解説していきます。
新規事業の立ち上げに携われるチャンスが高い
ミドルベンチャーに転職する1つめのメリットは、新規事業に携われるチャンスの高さです。
創業期にあたるアーリーベンチャー企業の多くは、まだメイン事業が軌道に乗っていないため、新規事業を手掛ける余裕はありません。
すでに立ち上げメンバーが直接メイン事業の指揮を執っていますので、あくまで既存事業のサポートメンバーとして携わる形になります。
一方、すでに大きな組織へと成長しているメガベンチャー企業で新人が新規事業の立ち上げメンバーに選ばれるには、相当な競争率を勝ち抜かなければなりません。
その点、メイン事業が軌道に乗って売上がある程度安定してきたミドルベンチャー企業なら、新しいビジネスプランを構築する資金的な余裕があります。
むしろ、さらなる成長へ向けて新規事業を積極的に立ち上げる機運が高まっているため、新人でも初期メンバーに選ばれる可能性が高いのです。
スキルアップしやすいため市場価値が上がる
急成長中のミドルベンチャー企業では、人手不足を補うために1人で何役もこなす「一騎当千」が常になっています。
分業制よりもはるかに広範な仕事に携われる分、短期間で多用なスキルアップが可能なのです。
新人の内に培った経験・キャリアは、自身の市場価値を急速に高めてくれるため、社内はもちろん再度の転職を行う際も大きな武器となるでしょう。
新規事業の立ち上げ準備に欠かせないリサーチ力からビジネスの全体像を理解する力までを短期間で習得できるのは、ミドルベンチャーならではの魅力です。
会社の成長に役立っている実感が持てる
会社の成長に役立っている実感が持てるのも、ミドルベンチャーが転職先として有望視されている理由です。
ミドルベンチャー企業は、急成長中とはいえ企業規模が大きいとは言えません。
だからこそ、個々の事業が会社全体に及ぼす影響が大きく、個人の貢献度を肌で感じることができるのです。
経営層とスタッフ間の距離感が近いため、なかには新人の提案が会社の戦略に反映されるケースも少なくありません。
おすすめのミドルベンチャー企業5選!
この章では、転職先としておすすめのミドルベンチャー企業をご紹介していきます。
- 株式会社ナハト
- 株式会社アカツキ
- アイペット損害保険株式会社
- 株式会社JMDC
- プロパティエージェント株式会社
上記のミドルベンチャーにはどのような「おすすめポイント」があるのか、順番に解説していきます。
株式会社ナハト
最初にご紹介するおすすめのミドルベンチャー企業は、創業からわずか5年で42倍以上もの売上高を叩き出している「株式会社ナハト」です。
新卒採用・中途採用のどちらも行っているうえ、異業種からの転職者も多数在籍しています。
平均年齢が26歳なので、若手が活躍していできる環境が整っているのも、株式会社ナハトのおすすめポイントです。
ベストベンチャー100を2年連続で受賞しているため、有望指数も申し分ありません。
・業種:Webマーケティングに特化した広告代理店
・創業:2018年7月10日
・本社住所:〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1 渋谷マークシティウエスト 15F
・社員数:250名(社員、インターン、アソシエイト含む)
・売上高:約127億円(2023年度)
・募集職種:インフルエンサー広告担当、SNS広告運用担当、新規事業開発担当など
・採用ページ:https://nahato.co.jp/recruit/
株式会社アカツキ
近年、急成長を遂げているゲーム・コミック事業への転職を希望されている方におすすめなのが、「株式会社アカツキ」 です。
「世界をエンターテインする。クリエイターと共振する。」をコンセプトに掲げ、挑戦と失敗を恐れず、なおかつ規律と創造を両立させられる人材を求めています。
新卒に加え中途採用も行っているため、スキルを最大限に活かしたい方には挑戦しがいがあるミドルベンチャー企業と言えるでしょう。
・業種:ゲーム事業、コミック事業
・創業:2010年6月
・本社住所:〒141-0021 東京都品川区上大崎2-13-30 oak meguro 8階
・社員数:531名
・売上高:約239億円(2024年度)
・募集職種:企画開発、編集、ライティング、2D・3Dアーティストなど
・採用ページ:https://aktsk.jp/recruit/
アイペット損害保険株式会社
保険市場の中でもとくに急進しているペット保険業界で活躍したい方におすすめなのが、「アイペット損害保険株式会社」です。
新規契約者数No.1だけあって、保有契約件数が右肩上がりに上昇しており、2024年6月には90万件を突破しています。
社員の平均年齢は36歳、さらに中途採用が80%と高水準なのも注目ポイントです。
女性が71%を占めているうえ、産休・育休取得後の復職率100%を誇っているため、ミドルベンチャー企業で長期雇用を目指す女性にとっては、まさに理想的と言えるでしょう。
在宅勤務の割合が月の約8割にのぼっているのも、働きやすさを重視する方に選ばれている理由です。
・業種:ペット保険
・創業:2004年5月11日
・本社住所:〒135-0061 東京都江東区豊洲五丁目6番15号 NBF豊洲ガーデンフロント
・社員数:566名(2024年3月31日現在)
・売上高:約354億(2023年度)
・募集職種:総合職、営業、事務、ITなど
・採用ページ:https://ipet-ins.recruitment.jp/
株式会社JMDC
医療分野におけるミドルベンチャー企業への転職を希望されている方におすすめなのが、「株式会社JMDC」です。
今後さらなるニーズの急増が予想される分野において、医療ビッグデータとITテクノロジーを掛け合わせることで、労働力不足を補うサービスを構築しています。
売上高が前年同期に比べて26%増を記録しており、この成長は今後も続くと予想して良いでしょう。
・業種:医療統計データサービス
・創業:2002年1月31日
・本社住所:〒105-0012 東京都港区芝大門二丁目5番5号 住友芝大門ビル12階
・社員数:431名(2024年3月31日現在)
・売上高:約278億(2023年度)
・募集職種:Webサービス開発・運用、データサイエンティスト、機械学習エンジニアなど
・採用ページ:https://www.jmdc.co.jp/recruit/
プロパティエージェント株式会社
不動産分野のミドルベンチャー企業でおすすめなのが、11年連続でベストベンチャー100に選出されたこともある「プロパティエージェント株式会社」です。
顔認証技術をはじめ常に新しいサービスを提供し続けているうえ、1on1のメンター制度を導入しているため、従業員が会社と共に進化できるカルチャーが根付いています。
数ある投資用不動産会社の中で、3年連続で顧客満足度NO.1に輝いているだけあって、創業以降、連続で増収増益を達成している有望ミドルベンチャー企業です。
・業種:DX不動産事業
・創業:2004年2月6日
・本社住所:〒163-1341 東京都新宿区西新宿6-5-1 新宿アイランドタワー41階
・社員数:147名
・売上高:約372億円(2023年度)
・募集職種:資産形成コンサルティング、設計監理職、インサイドセールスなど
・採用ページ:https://www.propertyagent.co.jp/recruit/
ミドルベンチャーに向いている人の特徴
ミドルベンチャーに向いている人の特徴として、以下の3点が挙げられます。
- 0→1よりも、1→100へと進化させる仕事が得意な人
- チャレンジ精神が旺盛で、変化を恐れない人
- 仕事量を自分でコントロールする、セルフマネジメントに長けている人
「無」の状態から「有」を生み出す発明ではなく、既存のビジネスモデルを進化させるのがベンチャー企業の真髄です。
なかでもミドルベンチャー企業はメイン事業が軌道に乗っている「成長期」に突入しているため、現状に満足せず、より高見を目指すチャレンジ精神と貪欲さを備えた人材に向いています。
また、新人にも一定の裁量権を与えているため、膨大な仕事量を効率よくこなす能力も欠かせません。
まとめ
ミドルベンチャー企業は、最も倒産リスクの高い時期を乗り越えて成長期に突入した、数少ない有望ベンチャー企業です。
たしかに、ベンチャー企業には大手にはない「やりがい」がありますが、給与や待遇が不安的で先行きが怪しい経営状態では、安心して勤めることはできません。
だからこそ、ベンチャー企業に転職したいが高リスクは避けたい、という方にとって理想的なのがミドルベンチャー企業なのです。
ミドルベンチャー企業への転職を検討する際は、ぜひ本記事でご紹介した情報をお役立てください。