未経験の方へ「Webエンジニア」の仕事内容と20代転職ロードマップ
「Webエンジニアに興味があるけれど、どんな仕事をするのか分からない…」そんな20代の未経験者に向けて、Webエンジニアの仕事内容や成長ステップをわかりやすく解説します。
本記事では、フロントエンド・バックエンド・インフラの違い、開発フローの全体像、必要スキル、資格の考え方、そして未経験から転職を成功させるコツまで網羅。
特に、幅広い実務経験を積めるベンチャー企業は、短期間で成長したい人におすすめです。
Webエンジニアとしてのキャリアを描く第一歩として、ぜひ参考にしてください。
目次
Webエンジニアとは|未経験でも目指せる成長職種
Webエンジニアとは、WebサイトやWebアプリなど、インターネット上で動くサービスを設計・開発・運用する専門職です。
ECサイトやSNS、予約システムなど身近なサービスの多くに関わるため、需要が落ちにくく、20代・未経験者でも挑戦しやすい職種といえます。
まずは、Webエンジニアの基本的な役割と、似た職種との違いを確認しておきましょう。
Webエンジニアの役割とSEとの違い
結論として、Webエンジニアは「サービスを作る人」、SE(システムエンジニア)は「サービスの設計を行う人」という違いがあります。
▼SEが担当する業務
- 顧客ヒアリング
- 要件定義(どんなサービスを作るか整理)
- 全体の設計方針を決める
▼Webエンジニアが担当する業務
- 実際のプログラミング(実装)
- データベースやサーバーの構築
- 動作確認、改善
- 公開後の運用・保守
ただし、企業規模によって境界が大きく変わる職種です。
転職を考えている人は、会社情報や求人票をしっかりと確認しましょう。
Webサービスを支える3つの領域
Webエンジニアの仕事は、サービスを「画面」「裏側」「基盤」という3つの視点から支えています。
▼フロントエンド(ユーザーが触れる画面部分)
- 画面の見た目(UI)を作る
- ボタンやフォームなどの動きを実装
- HTML / CSS / JavaScript を使用
▼バックエンド(裏側の仕組み)
- ログイン・データ保存・決済などサービスの中心機能を作る
- データベース、サーバー、APIなどを扱う
- PHP / Ruby / Python / Java などを使用
▼インフラ(サービスを動かす基盤)
- サーバー、ネットワークの構築
- AWSなどクラウド環境の設定
- セキュリティ・負荷対策
それぞれの領域に特化したエンジニア職もあります。フロントエンジニア、バックエンジニア、インフラエンジニアと呼び、スペシャリストとして活躍できるでしょう。
3つの領域に携わるエンジニアを、「フルスタックエンジニア」と呼びます。1つの領域にとどまらず、幅広く業務経験を積むことでキャリアアップが可能です。
Webエンジニアの仕事内容を深掘り|フロント・バック・フルスタック
Webエンジニアの仕事は、画面をつくる「フロントエンド」、サービスの仕組みをつくる「バックエンド」、そしてその両方に対応する「フルスタック」の3つに大きく分かれます。
自分がどの領域に向いているかを知ることは、学習の方向性や企業選びにも直結するため、未経験者にとって非常に重要なステップです。
フロントエンドエンジニアの仕事内容
フロントエンドは「ユーザーが触れる画面」をつくる仕事です。
Webデザイナーが制作したデザインをブラウザ上で再現し、ボタン操作やフォーム入力がスムーズに動くように実装します。
▼主な業務
- デザインを元にした画面のコーディング
- HTML/CSS/JavaScript の実装
- スマホ対応(レスポンシブデザイン)
- フォームやアニメーションなど、動きのあるUIの開発
- 表示速度の改善やUX向上策の実施
ユーザーが最初に触れる部分を作るため、見た目と使いやすさを両立させるバランス感覚が求められます。
「ものづくりが好き」「動きのあるサイトを見るとワクワクする」というタイプの人に向いている領域です。
バックエンドエンジニアの仕事内容
バックエンドの役割は、「サービスの中身を動かす仕組みづくり」です。
ユーザーからは見えませんが、Webサービスの核となるロジックやデータ管理を担っており、安定したシステム運用に欠かせない領域です。
▼主な業務
- データベースの設計(ユーザー情報・商品情報など)
- ログイン、購入処理、予約処理などシステム機能の開発
- サーバー側で動くAPI(データの出入口)の作成
- セキュリティ対策や負荷対策
- さまざまな言語でのロジック構築(PHP/Ruby/Python/Java など)
裏側の仕組みを地道に作り上げる職種のため、論理的に考えるのが好きな人、データや仕組みの整合性が気になる人にぴったりの仕事です。
インフラエンジニアの仕事内容
インフラエンジニアは、Webサービスが「安全に・止まらず・快適に」動くための基盤をつくる仕事です。
サービスの裏側を支える“縁の下の力持ち”で、サーバー・ネットワーク・クラウド環境(AWSなど)の設計や管理を担当します。表に見えない仕事ですが、安定運用を支える非常に重要な役割です。
Webエンジニアと聞くとフロントやバックエンドのイメージが中心になりがちですが、実際の開発ではインフラの知識が欠かせません。
▼主な業務
- サーバー構築(Linux設定/Apache/Nginxなど)
- AWSなどクラウドインフラの設計・運用
- データベースサーバーの管理
- セキュリティ対策
- 障害発生時の復旧対応
クラウド環境が普及したことで、インフラエンジニアには「AWS・GCP・Azure」などの理解も求められます。
とはいえ、未経験の段階では、Linuxコマンドの基礎やクラウドの仕組みの理解ができていれば十分スタート可能です。
フルスタックエンジニアの仕事内容
フルスタックエンジニアとは、フロントエンド・バックエンド・インフラまで、Webサービスを構成する複数の領域を横断的に扱えるエンジニアのことです。
サービス全体の仕組みを理解し、企画からリリースまで一気通貫で携われるため、市場価値が非常に高いことが特徴です。
▼フルスタックが評価される理由
- サービス全体を理解できるため、開発効率が高い
- 障害対応やパフォーマンス改善など、トラブルシューティングに強くなる
- チーム内での技術的な相談先になりやすい
- PM・テックリード・CTOなど、上位職へのキャリアパスが広がる
フルスタックを最初から完璧に目指す必要はありません。
ただし、スキルの幅が広がるほど市場価値も高まり、キャリアの選択肢も大きく広がので、積極的に技術・知識を身に着ける姿勢が大切です。
開発フローで見るWebエンジニアの仕事
Webサービスは、以下のように企画からリリースまでいくつもの工程を経て作られており、エンジニアはそのほぼ全てに関わります。
- 要件定義・設計
- 実装(コーディング)
- テスト・リリース・運用保守
ここでは、開発の流れに沿って、エンジニアがどのような仕事をしているのかを具体的に見ていきます。
要件定義・設計
要件定義・設計は、サービスを「どう作るのか」を決める最も重要な工程です。
ユーザーが求めている機能や目的を整理し、画面の構成や動き、データ構造、処理の流れなどを具体化していきます。
▼要件定義で行うこと
- 顧客や社内メンバーへのヒアリング
- 必要な機能の洗い出し
- セキュリティ・表示速度などの“非機能要件”の確認
- プロジェクト全体の方針決定
▼設計で行うこと
- 画面ごとのレイアウトや画面遷移(外部設計)
- データベース構造、サーバーの動作、処理の流れ(内部設計)
- API設計、エラーハンドリングの仕様など細部の定義
要件定義・設計をしっかりと行うことで、問題発生時の原因特定も速くなります。
実装(コーディング)
実装とは、設計書に沿って実際にコードを書き、機能を形にしていく工程です。
Webエンジニアの仕事としてイメージされやすい部分で、学習段階から取り組むことが多いフェーズでもあります。
▼主な作業内容
- フロントエンドの画面開発(HTML/CSS/JavaScript)
- バックエンドの機能開発(PHP/Ruby/Python/Javaなど)
- データベース処理(SQL)
- APIや外部サービスとの連携
- GitHubを使ったソースコード管理
実装フェーズでは、仕様の理解度や設計の正確さがそのまま品質に直結します。
実際に手を動かすことで「なぜこの設計なのか」が深く理解でき、エラー解決力も磨かれていきます。
テスト・リリース・運用保守
実装が完了したあと、想定どおりに動くか、エラーがないか、負荷に耐えられるかなどを確認し、サービスを安心して使える状態に整えます。
▼テスト(動作確認)
- 単体テスト(小さな部品が正しく動くか)
- 結合テスト(複数機能を組み合わせても動くか)
- システムテスト(要件どおりに動作するか)
▼リリース
- 本番環境へ反映
- サーバーの設定やデータ移行
- トラブル発生時のロールバック準備
▼運用・保守
- 障害対応(システム停止やエラーの復旧)
- 表示速度・セキュリティ強化
- ユーザーの声をもとに改善機能を追加
Webエンジニアは、作って終わりではなく「安定して使い続けてもらう」ための責任も担う職種です。
未経験者が習得すべきWebエンジニアのスキルセット
フロントエンド・バックエンド・インフラの各領域で必要なスキルと、未経験者がまず押さえるべき基礎を整理して解説します。
Webエンジニアを目指す未経験者にとって、最初の大きな疑問は「何から学べばいいのか?」という点です。
Webエンジニアには幅広い技術が求められるため、ただやみくもに学習すると挫折しやすく、遠回りになってしまいます。
そこで重要なことが、領域ごとの優先順位を理解することです。
Webエンジニア必須のスキル|フロントエンド
フロントエンドを学ぶ場合、以下の3つが基礎中の基礎です。
- HTML:Webページの骨組みをつくる言語
- CSS:デザインや見た目を整えるスタイル
- JavaScript:アニメーションや動きを実現する言語
しっかり習得するだけで、簡単なWebページであれば自力で作れるようになります。
さらに市場価値を高めたい場合は、以下のモダンフレームワークを1つ習得しましょう。
- React
- Vue.js
Webエンジニア必須のスキル|バックエンド
Webエンジニア未経験者は 「言語1つ+SQL」 を確実に習得するのが最短ルートです。
複数言語に手を出すと中途半端になりやすいため、最初は以下のうち1つに集中しましょう。
- PHP
- Ruby
- Python
- Java
SQL(データベース操作)は、Webサービスのほぼ全てで利用されるため、習得必須。
バックエンドは「仕組みでサービスを支える」領域のため、論理的思考や問題解決力が磨かれ、エンジニアとしての基礎力にも直結します。
Webエンジニア必須のスキル|インフラ
フロント・バック問わず、Web開発に関わる以上、インフラの基礎は教養として必須です。
特に以下は未経験でも最初に触れておくことで、理解のスピードが大幅に上がります。
▼押さえるべき基礎
- Linuxコマンド:サーバー操作の基本
- AWSの基本概念(EC2・S3など):クラウド環境で開発するなら必須
- ネットワークの基礎(IP・DNS・SSLなど): トラブル対応や設定時に役立つ
インフラに触れた経験があると、バックエンドやフルスタックに進む際に圧倒的な強みになります。
Webエンジニアに必要なソフトスキル
技術スキルだけでなく、以下のソフトスキル(適性) もWebエンジニアには欠かせません。
- 論理的思考力:エラー解決や仕様の理解に直結
- 学び続ける姿勢:最新技術・スキルの取得に必要
- コミュニケーション能力:PM・デザイナー・他エンジニアとの連携が必須
- 細部へのこだわり・丁寧さ:小さなミスが大きな問題に発展することも多いため重要
Webエンジニア未経験者でも、ソフトスキルが備わっていると転職の際に有利になるでしょう。
Webエンジニアになるのに資格は必要?
結論として、資格は「必須ではない」けれど、必要になるケースはあるというのが正しい考え方です。
資格が役立つ場面もあるため、線引きを理解することが大切です。
ここでは、未経験者が迷わず判断できるよう、資格が必要になるケースと、優先すべき学習ポイントをわかりやすく整理します。
資格より重要なことは「作れる力」
Webエンジニアは実際に動くサービスを作る仕事のため、資格よりも「どれだけ作れるか」のほうが評価されやすい傾向があります。
▼資格よりも評価されるポイント
- 動くWebアプリを自力で作れるか
- GitHubでコード管理ができているか
- 学習過程が継続されているか
- 課題やエラーを自走して解決できているか
サイト・アプリ作成を行い、ポートフォリオに記載できると、面接の際に強くアピールできます。
資格が役に立つケースとは?
以下のケースでは、資格が“武器”として機能します。
- 転職初期の段階で基礎知識を証明したいとき
- 実務経験がまったくない状態で応募するとき
- 応募企業が資格を評価項目として見ているとき
- 学習に自信がなく、体系的に基礎を固めたいとき
ただし、知識があることの証明であり、資格がある=戦力になるとは限りません。
資格をとったあと、実際に手を動かすことが大切です。
未経験者が取るなら候補になる資格
資格が必須ではないことを踏まえたうえで、もし取得するのであれば、以下の資格が学習効率と相性が良く、評価されやすいものです。
- 基本情報技術者試験(FE):コンピューター・ネットワーク・データベースなど基礎を幅広く学べる
- AWS認定クラウドプラクティショナー(CLF):クラウド開発に必要な“クラウド基礎”を証明できる
- Javaプログラミング能力認定試験:Java採用企業が多い場合はプラス
あくまで 学習の取っかかり として捉えるのが良いでしょう。
資格より優先すべき3つの学習
資料の内容も踏まえると、資格取得より優先すべきは以下の3つです。
- Webアプリを自作する(ポートフォリオ制作)
- GitHubでコード管理できるようになる
- Linux・AWSなどクラウド基礎の理解を固める
特にクラウド基礎は、資料でも「現代のWeb開発では必須の教養」と明記されており、資格より優先順位が高い分野です。
20代向け|Webエンジニア未経験からの転職ロードマップ
未経験からWebエンジニアに転職するには、「何から始めて、どの順番で進めればいいのか」を明確にすることが重要です。
特に20代の場合は、未経験採用枠も多く、企業側もポテンシャルを重視してくれるため、最短距離で成長できるロードマップを理解しておくことで成功率が大きく上がります。
ここでは、未経験者が迷わず進める4ステップ をわかりやすく解説します。
4つの学習方法の選び方
未経験者がスキルを身につける方法は複数ありますが、結論として「自分に合う学習スタイル」を選ぶことが最も重要です。
続かない方法を選ぶと挫折しやすくなるため、各方法の特徴を理解した上で選ぶ必要があります。
▼主な学習方法
- スクールに通う:体系的に学べるが、費用は高め。最短で網羅的に学びたい方向け
- 独学で学ぶ:コストが最小だが、情報の取捨選択が必要。モチベ管理が鍵
- 現場インターンに参加する:実務経験が積める最強ルート。ただし募集が少ない
- 副業や案件受注に挑戦する:実務に近い経験が積め、ポートフォリオに直結する
どんな方法を選ぶ場合でも、「基礎 → 小さなアプリ制作 → ポートフォリオ制作」 のステップは共通です。
未経験採用を突破するアピール戦略
資料でもあるように、現場が見ているのは “自走力” と “学習の継続” です。
▼採用担当が重視するポイント
- 自分で学び、課題を解決した経験があるか
- なぜWebエンジニアを目指すのか動機が明確か
- Webサービスへの興味・関心が強いか
- 技術以外のソフトスキル(論理性、コミュニケーション)
未経験者は経験で勝負できないため、
志望動機・学習ログ・技術の理解度がそのまま評価につながります。
成長の証を示すポートフォリオの作り方
ポートフォリオは、未経験者にとって最大の武器です。
「作れる人材」であることを証明できるため、資格や履歴書よりも優先度が高いといえます。
▼評価されるポートフォリオの特徴
- 実際に動くWebアプリになっている
- フロント、バック、インフラ(簡易でOK)が理解できる構成
- GitHubにコードが整理されている
- READMEで“どんな技術を使ったのか”を説明できる
- 仕様書や画面設計などの資料も揃っているとなお良い
難しいアプリである必要はありません。
「ログイン機能」「投稿機能」「検索機能」など、Webサービスの基本が動くもので十分評価されます。
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Webエンジニアの将来性とキャリアパス
Webエンジニアの具体的な将来性とキャリアパスをわかりやすく紹介します。
Webエンジニアは、今後も長期的に需要が続く“安定した職種”として注目されています。
企業のDX(デジタル化)が加速し、Webサービスの重要度が年々高まっている今、Webエンジニアは業界・業種を問わず必要とされるポジションになっています。
特に20代の未経験者にとって、Webエンジニアは 将来の選択肢が広がり続けるキャリア と言えますここでは、具体的な将来性とキャリアパスをわかりやすく紹介します。
年収データと伸び幅のリアル
Webエンジニアの年収は、スキルや経験に応じて大きく伸びるのが特徴です。
未経験スタートの場合でも、2〜3年の実務経験を積むことで市場価値が急上昇し、年収アップを実感しやすい職種です。
▼年収の目安(あくまで一般例)
- 未経験者(1年目):300〜400万円
- 中級エンジニア(3〜5年):450〜650万円
- 上級エンジニア(5年以上):700〜900万円
- フルスタック・リードエンジニア:800〜1,200万円
- PM・技術責任者:1,000万円以上も十分可能
急成長しているIT市場では、経験年数より“スキルの幅”が評価されやすく、バックエンド+インフラなど複数領域に精通することで収入が伸びやすい傾向があります。
AI時代に求められるスキルとは?
AIが普及しても、Webエンジニアの仕事がなくなることはないと考えられます。
むしろAIの影響により「新しい技術を扱えるエンジニア」がさらに求められるようになります。
▼AI時代を生き抜くために必要なスキル
- API連携の知識(ChatGPT APIなど)
- データ処理や自動化の基礎
- クラウドインフラの知識(AWS・GCP)
- セキュリティ知識(重要度が急上昇)
- Web基盤の理解(インフラ・ネットワーク)
特にAIを扱うシステムでは「データ」「API」「クラウド」が必ず関わるため、Webエンジニアの基礎スキルがそのままAI領域にも応用できます。
スペシャリスト vs マネジメントのキャリア比較
Webエンジニアのキャリアは、大きく「技術を極める道」と「管理・リーダーに進む道」の2種類に分かれます。
自分の特性に合わせて選べるため、長期的に働きやすい職種です。
| キャリアタイプ | 主な役割・特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| スペシャリスト(技術特化) | ・バックエンド/フロントの専門性を高める ・インフラ・セキュリティ・クラウド領域に進む道もある ・フルスタックとして技術全般を横断的に扱える ・CTO候補として技術戦略を担う立場に進む可能性もある |
・技術が好きで、手を動かし続けたい人 ・専門性を深めたい人 |
| マネジメント(リーダー・PM) | ・チーム全体の進行管理を担当する ・技術選定、開発方針の決定に関わる ・メンバー育成やタスク管理が主な役割 ・他部署との調整や顧客折衝も発生する |
・コミュニケーションが得意な人 ・組織づくりや調整が好きな人 |
どちらの道にも需要があり、途中で転向することも可能 なのがWebエンジニアの大きな魅力です。
Webエンジニア未経験者にこそベンチャー企業がおすすめ
20代の未経験者がWebエンジニアとして最速で成長したいなら、ベンチャー企業は非常に相性の良い環境です。
大企業に比べて裁量が大きく、任される業務も広いため、短期間で実務力を引き上げられるケースが多く見られます。
ベンチャーならではの魅力を、未経験でも活躍しやすい理由”に絞って詳しく解説します。
裁量権と成長スピードの圧倒的な違い
ベンチャー最大のメリットは、「若手でも重要な仕事を任せてもらえる」 という点です。
大企業では新人が担当する業務が限定されがちですが、ベンチャーでは環境がまったく異なります。
▼ベンチャーで得られる経験の特徴
- フロント・バック・インフラなど幅広く触れられる
- 要件定義から実装、改善まで一気通貫で経験できる
- 新しい技術の導入に挑戦しやすい
- 役職に縛られず、成果次第でどんどんチャンスが回る
特に20代であれば、実務経験を“量と質の両方”で積めるため、2〜3年で急成長する人が多くいます。
大手 vs ベンチャーの環境比較
未経験者の成長という観点では、大手とベンチャーでは環境の違いがはっきりと現れます。
ここでは、わかりやすい比較表を用いて整理します。
| 項目 | 大手企業 | ベンチャー企業 |
|---|---|---|
| 業務範囲 | 分業制が強く、担当範囲が限定される | フロント〜インフラまで横断的に経験しやすい |
| スキル成長 | 専門は深まりやすいが、幅は広がりにくい | 幅広いスキルが身につき、フルスタックに近づく |
| 役職・裁量 | 年次や評価制度に依存しやすい | 成果次第で若手でもリードポジションに進める |
| 技術選択 | 古い技術を使うことが多い | モダン技術の採用に積極的 |
| スピード感 | 意思決定が遅い | 決裁が速く、学びのサイクルが短い |
ベンチャーは変化が激しい分、得られる成長機会も豊富です。
20代からWebエンジニア転職は十分可能
Webエンジニアは、未経験からでも挑戦しやすく、成長しやすい職種です。
特に20代は未経験採用枠が広く、努力した分だけスキルが伸びるため、短期間で実務レベルに到達できます。
ベンチャー企業ならフロント・バック・インフラなど幅広い業務に関われるため、実務力が身につくスピードも速く、将来の選択肢を大きく広げられます。
まずは小さなWebアプリを作ることから始め、学習の継続やポートフォリオ制作に取り組むことが転職成功の近道です。
20代からの挑戦は決して遅くなく、むしろ可能性が広がる一歩になります。
当サイトでは、ベンチャー企業のいろはだけでなく、多様なベンチャー企業を紹介しています。ベンチャーへの転職を考えている方は、ぜひ当サイトをご覧ください。

