【例文付き】キャリアプランとは│面接で効果的に伝えるコツ


20代で転職を考えるとき、「このままでいいのか」「自分に合うキャリアって何だろう」と悩む方は少なくありません。
特にベンチャー企業のように裁量が大きく変化も早い環境では、行き当たりばったりではなく、自分なりのキャリアプランを持つことが重要です。
本記事では、キャリアプランの概要や立て方を紹介します。面接での伝え方や職種別も詳しく解説します。
今後のキャリアを自分の力で切り開いていきたい方に、実践的で役立つ内容をお届けします。
目次
キャリアプランとは?
キャリアプランとは、「自分が将来どんな仕事に就きたいか」「どのようにスキルや経験を積み上げていくか」といった、中長期的なキャリアの設計図のことです。
特に20代の中途転職者にとっては、社会人としての土台ができ始めたタイミングだからこそ、「これからどう生きていくか」を自分自身で考えることが重要です。
企業の採用担当者も、応募者のキャリアプランを通じて「この人は自社でどんな成長をしたいのか」「どれくらい主体性を持っているのか」を確認しています。
ベンチャー企業では特に、自ら考えて動ける人材が歓迎される傾向が強く、キャリアプランを持っているかが、採用の判断軸になることもあります。
つまりキャリアプランは、単なる理想像ではなく、成長の道筋であり、企業とのマッチングを測る指標でもあるのです。
キャリアパス・キャリアビジョン・キャリアアップとの違い
キャリアに関する用語は似たものが多く、混同されやすいですが、それぞれ意味が異なります。
キャリアパス | 企業や業界内での職位や役割のステップ(例:営業 → リーダー → マネージャー) | 組織や職種内での「昇進ルート」や「キャリアの順序」 |
---|---|---|
キャリアビジョン | 自分が将来どうなりたいかという理想像・人生観を含むキャリアの方向性 | 抽象的で長期的。価値観や働き方の志向を含む「なりたい姿」 |
キャリアアップ | スキルや経験の向上により、待遇や役職のステータスを上げること | 能力向上によって、昇給・昇進・評価アップなどの結果が得られる |
一方でキャリアプランは、「自身の未来像と、そのための道筋」を具体的に設計するものです。
ビジョンに基づいてパスを選び、アップを図るための計画こそが、キャリアプランといえるでしょう。
なぜ面接でキャリアプランが問われるのか
多くの面接で「あなたのキャリアプランは?」と問われる理由は、企業側が応募者の将来像と会社の方向性がマッチしているかを知りたいからです。
ベンチャー企業では、「この人はどこまで成長意欲があるか」「どんな役割を担えるようになるか」といった中長期の貢献イメージを重視する傾向があります。
キャリアプランを持っていない応募者は、成長機会を与えても受け身のままで終わると判断されることもあります。
また、企業側は「入社後すぐ辞めてしまわないか」を見極めたいという本音もあります。
しっかりとしたキャリアプランがあれば、定着率やモチベーションの高さの裏づけにもなり、選考で好印象につながります。
つまり、面接でのキャリアプランは「あなたがどう成長したいのか」「その企業でどんな未来を描けるのか」を伝えるチャンスでもあるのです。
キャリアプランを立てるメリット
キャリアプランを立てることによって得られる主なメリットを、3つの観点から解説します。
- 自分の成長を可視化できる
- ぶれない判断基準が手に入る
- 転職や評価の場で自分を言語化できる
キャリアプランを立てることは、ただ将来を想像するだけではありません。目的を持って働き、自分自身の成長を加速させるための「戦略」に近いものです。
20代の中途転職者にとっては、これからのキャリアの軸を築いていくタイミング。計画性を持てるかが、今後の選択肢や可能性に大きく影響します。
自分の成長を可視化できる
キャリアプランを立てる最大のメリットのひとつが、自分の成長が“見える化”されることです。
なんとなく働くのではなく、3年後・5年後に目指す姿を定めることで、日々の仕事が「目的に向かうステップ」として認識できるようになります。
また、スキル習得や経験の積み方にも計画性が生まれ、「今やっていることが未来につながっている」という感覚が成長実感とやりがいにつながります。
変化の多いベンチャー環境では、自己成長の実感がモチベーション維持に大きく影響するはずです。
ぶれない判断基準が手に入る
キャリアプランがあると、環境が変化しても自分の軸を保つことができます。
たとえば、新しいポジションへの打診や他社からのオファーがあったときも、「自分が本当に進みたい方向かどうか」で判断できるようになります。
ベンチャー企業では裁量が大きい分、自分で選ぶ場面が多くなりがち。
ブレない基準があることで、周囲に流されずにキャリアを積み上げられるでしょう。
転職や評価の場で自分を言語化できる
キャリアプランを明確にしておくと、転職活動や社内の評価面談で「自分が何を目指してきたか」「どんな成長を重ねてきたか」を言語化しやすくなります。
履歴書や職務経歴書にも活かせるポイントで、計画的にキャリアを築いている印象を与えられます。
面接の場でも、将来像と志望動機の一貫性を持たせ、説得力のある自己PRにつなげましょう。
キャリアプランの立て方|20代中途向けステップ解説
キャリアプランを設計するための3つの基本ステップを解説します。
- 現状の整理|強み・スキル・価値観を棚卸しする
- 目標設定|3年後・5年後・10年後の姿を描く
- 行動計画|目標を達成するための具体的ステップ
キャリアプランを立てるには、やみくもに「やりたいこと」を並べるだけでは不十分です。
これまでの経験を踏まえながら「現実的にどう成長していくか」を描く必要があります。
理想と現実のバランスを取りながら、具体的な目標と行動ステップに落とし込みましょう。
①現状の整理|強み・スキル・価値観を棚卸しする
自分の現在地を客観的に把握することから始めましょう。
具体的には、経験してきた業務や、身に着けたスキルを洗い出します。
仕事に対する価値観や大切にしていること(例:挑戦・安定・社会貢献など)も棚卸し、言語化しておくと、キャリアの方向性が見えてきます。
ベンチャー企業のようなスピード感のある職場では、自分の強みと志向を理解している人ほど、自身にマッチしたポジションに就きやすくなります。
②目標設定|3年後・5年後・10年後の姿を描く
キャリアプランの核となるのが、将来の目標設定です。
短期(3年後)、中期(5年後)、長期(10年後)と時間軸を分けて、それぞれの理想像を描きます。
例えば「3年後にはチームをリードできる存在になりたい」「5年後には事業責任者として戦略を立てたい」など、役割や成果で表現するのがおすすめです。
理想を掲げるだけでなく、目指す動機まで言語化しておくと、行動に説得力が生まれます。
③行動計画|目標を達成するための具体的ステップ
目標が定まったら、実現するためのアクションプランを立てます。
たとえば、「3年後にマネージャーになる」という目標があるなら、「マネジメント研修を受ける」「後輩育成を経験する」「部門目標の達成に主体的に関わる」など、日常業務で何をすべきかを明確にします。
重要なのは、“できることから逆算して、無理なく続けられるレベル”でステップを組むこと。
あまりに理想的すぎると挫折しやすくなるため、小さな成功体験を積み上げていくスタイルがおすすめです。
キャリアプランを立てるポイント
実践的で柔軟なキャリアプランを立てるために意識したい3つのポイントを紹介します。
- 目標は“役職”や“働き方”など複数視点で描く
- 「何をしたくないか」からの逆アプローチも有効
- 年に1回は見直し、アップデートする習慣をつける
自分の理想や希望だけでなく、現実とのバランスや変化への対応力も意識しておくことが重要です。
目標は“役職”や“働き方”など複数視点で描く
キャリアプランを立てる際、「役職」や「ポジション」以外にも目を向けましょう。
たとえば、「マネージャーになりたい」という目標に加えて、以下を意識しましょう。
- どんな働き方をしたいか
- どんなチームで働きたいか
- どんな価値を提供したいか
- 最終的に目指す姿を明確に伝える
- 志望動機と一貫性を持たせる
- 志望する企業だからこそ実現できるプランであることを示す
- 数字や期間で具体化する
- 現状の課題と克服プロセスにも触れる
- 営業職のキャリアプラン例|プレイヤーからマネジメントへ
- 企画・マーケティング職のキャリアプラン例|戦略を担う存在に
- バックオフィス職のキャリアプラン例|スペシャリストから経営参画へ
- IT・Web系職種のキャリアプラン例|エンジニア・デザイナー編
- 25歳
- 営業経験3年(人材業界)
- 実績は安定しているが、チームでの貢献を今後高めたいと考えている
- 26歳
- 広告代理店でWeb広告運用を2年経験
- より事業側でマーケ戦略全体を設計したいと転職を決意
- 27歳
- 総務・労務を中心に2年半の経験あり
- 今後は効率化や制度設計に挑戦したい
- 25歳
- 元:小売業の接客担当(3年)→独学+スクールでプログラミング学習中
- 未経験からエンジニア職へ転職を目指している
複数の視点から自分の理想像を描くことで、より具体性のあるプランになります。
複数軸で考えることで、ポジションに固執せず柔軟な判断ができるようになり、キャリアの幅も広がります。
「何をしたくないか」からの逆アプローチも有効
「やりたいことがわからない」と悩む方は、「やりたくないこと」から考えるのもひとつの方法。
自分の価値観や働き方に対する“違和感”をヒントに、方向性を見つけるアプローチです。
たとえば「ルーチンワークは向いていない」「長時間労働は避けたい」など、ネガティブな視点からも自分の志向を読み解くことができます。
ベンチャーのように多様な選択肢がある環境では、“除外条件”の明確化が、ミスマッチを防ぐうえで非常に役立ちます。
年に1回は見直し、アップデートする習慣をつける
キャリアプランは、立てた瞬間がゴールではありません。
むしろ大切なのは、環境の変化や自分自身の成長に合わせて“見直し続けること”です。
企業に勤めていると、事業フェーズや担当業務が変化し、目指す方向や必要なスキルも変わるもの。
年に一度、自分のキャリアプランを振り返る時間を意識的に設けることで、計画に柔軟性が生まれ、ブレない軸を持ちつつも時代に合ったキャリア設計が可能になります。
面接でキャリアプランを効果的に伝えるには?
自身の想いが面接官にしっかり届くよう、キャリアプランを効果的に伝えるための5つのポイントを解説します。
面接で「キャリアプランを教えてください」と聞かれたとき、何をどう伝えるかによって評価が大きく分かれるため、注意しましょう。
最終的に目指す姿を明確に伝える
将来的に「どんな人物になりたいのか」「どんな価値を提供したいのか」を明確に伝えることが大切です。
「5年後には事業責任者として売上目標を持ち、チームを率いていたい」など、役割や状態を具体的に表現することで、採用側に将来像が伝わりやすくなります。
抽象的な夢よりも、実現可能性を感じられる「役割」「成果」「業務内容」で構成するのがコツです。
志望動機と一貫性を持たせる
キャリアプランを語る際には、自分が「なぜこの会社を志望したのか」と「将来どうなりたいのか」のストーリーに一貫性を持たせることが重要です。
たとえば、志望動機で「新しい領域に挑戦したい」と伝えながら、キャリアプランで「安定したバックオフィス業務に携わりたい」と語ってしまうと、方向性のずれが生じ、面接官は違和感を覚えます。
効果的なのは、自分の価値観や目指す姿が、志望企業の風土やポジションと自然につながっている構図をつくることです。
たとえば「個の裁量が大きい環境で、リーダーシップを磨きたい」という想いがあるなら、それが志望動機であり、同時にキャリアプランにも組み込まれている状態が理想です。
つまり、志望動機とキャリアプランは別々に語るのではなく、「同じゴールに向かう2つの視点」として整えておくことで、説得力が大きく高まります。
志望する企業だからこそ実現できるプランであることを示す
面接でキャリアプランを語る際、評価されるのは「なぜその企業でなければならないのか」を明確に示せることです。
どの会社でも通用するような抽象的な内容では、企業側は「他の会社でもよいのでは?」と感じてしまいます。
重要なのが、企業の特性や強みと、自分のキャリア目標をリンクさせて語ることです。
たとえば、「新規事業に関わりたい」という目標があるなら、「御社のように経営層との距離が近く、企画提案から関われる組織風土だからこそ、挑戦できると考えました」といった具体性を持たせましょう。
事前に企業のビジョン・制度・組織体制・実際の募集要項などを深掘りし、「自分のキャリアプランの実現が可能な環境が御社である」と説明できるようにしてください。
志望度の高さも伝わり、面接官の印象に残りやすくなります。
数字や期間で具体化する
「近い将来」「ゆくゆくは」などの曖昧な表現は避け、年数・目標・成果などを数字で示すと、現実的かつ計画性のある印象を与えられます。
「3年以内にプロジェクトを主導できるスキルを習得し、5年後には事業責任者を目指したい」のように述べると、キャリアに対してしっかり向き合っていると印象を与えられるでしょう。
具体的なゴールとタイムラインがあれば、実現可能性も伝わりやすくなります。
現状の課題と克服プロセスにも触れる
キャリアプランは“理想”だけで終わらせず、今の自分に足りない部分を自覚していることも伝えましょう。
「マネジメント経験が不足しているので、まずは小規模なチームで育成や調整を経験したい」といったように、課題と対処法を示すことで、謙虚さと成長意欲の両方をアピールできます。
キャリアプラン例文まとめ|職種別・年数別に紹介
20代で中途入社する方が多い、以下の4つの職種について、3年後・5年後を想定したキャリアプラン例をご紹介します。
営業職のキャリアプラン例|プレイヤーからマネジメントへ
▼人物設定
▼面接での話し方例
私のキャリアプランとしては、まずは御社で営業として実績を出すことに注力し、3年以内にはチーム内で頼られる存在になりたいと考えています。
具体的には、売上目標の安定達成はもちろん、営業フローの改善提案や新人メンバーのフォローなども積極的に担っていきたいと思っています。
そのうえで、5年後には小規模でもチームマネジメントに関わり、チームとして成果を上げられる営業リーダーを目指したいです。
個人の数字だけでなく、メンバーの強みを活かして全体最適を考えられるような視点を養っていきたいと考えています。
企画・マーケティング職のキャリアプラン例|戦略を担う存在に
▼人物設定
▼面接での話し方例
前職では運用型広告の実務が中心でしたが、今後はマーケティング戦略全体を設計できる人材を目指しています。
まず3年以内には、御社のサービスに関するKPI設計やプロモーション施策の立案などを任せていただけるよう、運用以外の視点も広げていきたいです。
5年後には、複数チャネルを組み合わせたマーケティング戦略の立案と実行をリードできるようになりたいと考えています。
ゆくゆくは、事業フェーズに合わせたプロダクトマーケティングのような領域にも挑戦したいです。
バックオフィス職のキャリアプラン例|スペシャリストから経営参画へ
▼人物設定
▼面接での話し方例
これまでは総務や労務の実務を幅広く経験してきましたが、今後は単に業務をこなすだけでなく、全社的な効率化や制度設計に貢献できる存在を目指しています。
まず3年以内には、業務改善やシステム導入の企画・推進を自ら手がけられるような役割を担いたいと考えています。
そのうえで、5年後には経営企画や人事制度設計といった“組織づくり”に近い領域にまで関わっていきたいです。
スペシャリストとしての知識を深めながらも、会社全体を支える立場を目指していきたいと思っています。
IT・Web系職種のキャリアプラン例|エンジニア・デザイナー編
▼人物設定
▼面接での話し方例
私はこれまで接客業を中心に働いてきましたが、IT業界でエンジニアとしてキャリアを築いていきたいと考え、昨年から独学とスクールでプログラミングの学習を続けてきました。
まずは御社で、先輩方のもとで実務経験を積み、3年以内にはフロントエンド開発を一人称で担当できるようになりたいと考えています。
その中で、技術的なスキルだけでなく、仕様理解や要件整理といった上流工程にも関心があるため、5年後には小規模なプロジェクトの実装からリリースまでを任せてもらえるような、信頼されるエンジニアを目指したいと思っています。
前職で培ったコミュニケーション力やチームでの連携力は、開発現場でも活かせると考えています。地道な努力を積み重ねて、現場で必要とされる技術者になっていきたいです。
ベンチャー転職で描くキャリアプランの魅力
ベンチャー企業への転職には、スピード感や成長機会など、大手企業にはない魅力が数多くあります。
20代の中途転職では、年功序列よりも実力で評価される環境のほうが、チャンスを早くつかみやすいといえます。
ただし、自由度が高い分「どんなキャリアを描くか」は自分次第。
しっかりとしたキャリアプランを持っているかで、成長スピードや役割の広がりは大きく変わってきます。
ここでは、大企業との違いや、ベンチャーならではのキャリアの築き方について解説します。
大企業との違い|成長環境・裁量・スピード感
ベンチャー企業の最大の特徴は「成長スピード」と「裁量の大きさ」にあります。
大企業では役割が明確に分担され、若手のうちは限られた範囲の仕事しか任されないことも多いですが、ベンチャーでは年次に関係なくチャンスが巡ってきます。
たとえば、入社1年目でプロジェクトの立ち上げを任されたり、意思決定の場に参加できたりすることも珍しくありません。
自分の成果がダイレクトに事業に反映される環境は、成長実感につながりやすく、「やらされる仕事」から「自分で選ぶ仕事」へと意識が変わっていきます。
主体性や柔軟性が求められますが、自らキャリアを切り拓いていきたい方には、大きな魅力がある環境です。
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ゼネラリスト型かスペシャリスト型かを見極められる
ベンチャー企業では、限られたリソースで事業を進める必要があるため、職種に関係なく複数の業務を横断的に経験する機会が多くなります。
自分が「ゼネラリスト型(幅広くこなすタイプ)」か、「スペシャリスト型(特定領域を深掘りするタイプ)」かを、実践を通して見極める絶好の機会です。
たとえば、マーケティング職であれば、広告運用・SNS施策・コンテンツ企画・データ分析など、複数の業務を経験する中で、「数値分析が得意だから分析領域を極めたい」「調整・設計が好きだから企画全体を動かしたい」といった自分の適性が見えてきます。
大企業では配属部署によって経験が限定されやすい一方で、ベンチャーでは自分の意志で関わる範囲を広げることができます。
“自分のキャリアを試しながら選べる”環境は、キャリアプランを描くうえで非常に価値があります。
つまり、ベンチャー転職は「自分のキャリアタイプを実務で探れる環境」であり、経験が将来の専門性やマネジメント志向の判断材料にもなるでしょう。
実力主義環境でキャリアアップできる
ベンチャーでは、年齢や社歴に関係なく、成果を出せば早期に昇進や職域拡大のチャンスが得られます。
たとえば、入社2年でマネージャーに昇格した営業職の方や、未経験で入社後、3年でプロダクト責任者になったエンジニアなど、キャリアアップの事例は数多く存在します。
実力主義の環境では、「どんなポジションに就くか」よりも、「どんな価値を提供できるか」が問われます。
そのため、キャリアプランを描く際、「何年後に何になりたいか」だけでなく、「そのとき、どんな成果や視点を持っているか」を具体的に設定しておくことが重要です。
自分の努力が正当に評価され、ダイレクトにポジションや報酬に反映されるという点で、ベンチャーはキャリアの可能性を大きく広げてくれる場所といえるでしょう。
20代から動けばキャリアは想像以上に広がる
20代のうちに「自分はどんな働き方をしたいのか」「どんな価値を提供したいのか」を考え、動き出すかで、将来の選択肢は大きく変わってきます。
ベンチャー企業のように、年齢や経歴に関係なくチャレンジできる環境では、早く動いた分だけ、成長機会や裁量を手にするスピードも速くなるでしょう。
キャリアプランをしっかり描き、適切な環境の下で努力を重ねれば、未経験からでもマネジメントや経営視点を持つポジションに手が届くことも十分にあり得ます。
今はまだ漠然としていても構いません。大切なのは、「何もしないこと」を選ばないことです。
小さな一歩を踏み出すことで、自分の可能性は想像以上に広がっていきます。自身のキャリアの主導権を、今こそしっかり握っていきましょう。
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